その2日後、夫から提案がありました。
「これからは残り物も食べるから。
君は体調がよくないし、朝食は僕が作るよ。」
と言ってくれたのです。
思わぬ展開にビックリ。
夫は全く料理が出来ません。
夫にとっては大変な決断だったと思いますが、私は嬉しかったです。
男の人って、育った家で大事に育てられ、勉強が出来れば親も満足。
結婚すれば家事は女性がするもの、と疑わず思っている方が多いのでは?
と、思ったりします。
ちなみに、夫はコーヒーをいれ、目玉焼きとトーストを作る事は出来ますが、
他の料理をした事がありません。
夫が作ってくれるそれからの朝食は、
ジュース(オレンジかミカンの買ってきたもの)
ヨーグルト(買って来たもの)
コーヒー
ハム(買って来たもの)
目玉焼き
チーズ(フランスのブリ、買ってきたもの)
トースト(買ってきた食パン)
オリーブ(買って来たビン詰めのもの)
が朝食のメニューです。
(本当に作るのは目玉焼きだけ)
でも、作ってくれる(そういう行為をしてくれる)事は本当に嬉しい。
作ろうと思う気持ちになってくれていることが嬉しい。
私の気持ちが楽になります。
朝食が美味しいと思います。
しかし、なんと毎日、同じメニューです。
それ以後、毎日毎日同じメニューです。
変化はありません。
きっと、死ぬまで同じメニューです。
一度決めた朝食作りは守り抜く。という所はあります。
でも、いいんです。嬉しい。
朝食が美味しくなくても、おいしい。
作ろうと思ってくれた気持ちで美味しいです。
気持ちが味を美味しくするのですねネ。
(こういう時は、二人の関係が良い時です。
もう少し工夫したら?なんて私は言いません。)
そして、話し合える夫で良かった。と思いました。
ここで、怒鳴ったり、暴力を振るわれたら、
即離婚です。暴力男は許せない。
でも、夫は手を上げることは一切ありません。
私も食事を作る気持ちが負担にならなくなりました。