食事作りが辛い私ですが、
所が、夫は私の料理には殆ど満足しているのです。
「おいしい」と言って食べています。
「食事が楽しみだ」と言ってます。
私はこんなに苦痛なのに、おかしいナー。
そう、私は料理を作るのは好きではないのですが、
味は分かると言いましょうか、舌が肥えてると言うのでしょうか?
味付けはまあまあ上手なのです。
レシピに書いていない、普通は使わないような味を少し加えると、
料理が変身するのです。(悪い方に変身してはいけません。)
ノーベル賞学者も、配合を間違って思わぬ大発見をすることだってあります。
私もノーベル賞? ウソウソです。
料理を教えてもらった事がない私は、何にでも挑戦できます。
もし、料理学校に行って、先生から
「○○さん、そんなことをしてはいけません。それはダメですよ。」
と、言われるのが落ちですが、
そんなことを言われるのは窮屈で、性に合いません。
それはダメでしょ。と言う調味料でも、
今までにない新鮮な味が出ることがあります。
何でも試してみなければ!
1つ1つの食材の味や、個性を知るのは大切です。
どれとどれの味を合わせればマッチするか、噛み心地はどうか?
これはファッションと同じです。
どの上着とスカートを合わせればよいか。
色合いは?生地の風合いは?かばん・靴は何色?
と言う訳で、
夫は、「おいしい」なんて言っています。
私は味付けでごまかしています。
人は得手不得手がありますが、
不得手な所を得手でカバーして、上手に形を作る。
これで完璧。
(なんて思っているのは私だけかしら?
兎に角、ごまかしが通用する人でラッキー!)
夫は満足しているようですが、
私は料理を作ること自体が嫌いなのです。
苦痛なのです。
おまけに、毎日残り物が出ます。
残り物をお昼に食べても、まだ前日の、
その前の、そのその前の残り物も冷蔵庫の中にあります。
冷蔵庫を開けるたびに気になります。
新しく買ってきた食材を入れる隙間にも苦労します。
次第に、「ナニコレ!」と思う気持ちが湧いてきました。
こんなことで悩まなければならない事が悩みでした。
不愉快になって来たのです。
不愉快な気持ちは膨れるばかりで、小さくなりません。
これを一気にスッキリさせるためにはどうしたら良いか?
考えました。
取り敢えず、暫くは夫の望み通リに料理を作る。
それから後に、反撃です!!
とうとう私は、残った料理は捨てることにしました。
ゴミ箱にポイ。
その日の食材を買い、料理を作り、
残りはポイ。
気持ちはスッキリしました。
冷蔵庫もきれいです。
しかし、夫の給料が足りません。
ある日夫に訴えました。
「あなたのお給料では、食材を買うお金が足りません。
給料をもっと多く稼いできてください」
夫はビックリ顔。
「どうしてそんな事になるんだ!」
「あなたが翌日残り物を食べないから、ポイしてるのよ。」
体の具合が良くなかった私は、その事も訴えました。
夫は、
「エ…! そうだったのか。」
「あなたは食事が大好きな事は分かるけど、美味しいものは贅沢な食材が必要なの。
それなりにお金もかかるのよ。
私たちはお金持ちではないのですから、残り物も食べなければネ。
残り物が1品2品あれば、私も楽ですし。」
私達は話し合いました。
家族として一緒に暮らしているのだから、互いを気遣っていこう。
と言う結論になりました。