48 定年後の生活は?

夫も定年近くになりました。

 

今迄は私の仕事が不安定でも、

夫が生活の基本を支えてくれていましたから、

 

安心した気持ちで仕事をすることが出来、

有難いと思っていましたが、

 

定年になると退職金は出るでしょうが、

その後の収入は今まで通りにはいかない。

 

「あなた、年金はいくら位なの?」

 

「そんなの分からないよ。

会社が計算してくれるんじゃないか?

年金をもらえば分かるだろう」

 

全く・・・・。いつもこの調子なんだから。

 

年金は給料よりガクンと減るのは確か。

 

これは困った。

 

今後の事を考えなければ、

という気持ちが強くなってきました。

 

年金生活になるので、生活を切り詰める。

②今迄の様な生活が良い

 

そりゃー、

②の今迄に近い生活が良いです。

 

そんな心配を夫に話すと、

「何とかなるよ、心配するな」

 

と何度聞いても、いつも曖昧な同じ返事。

 

「どのように何とかするのよ!

 

私も呑気で、今までボヤーとしていたけれど、

一度考えだすと心配は膨らむ。

 

しかし、夫の頭の中は頼りにならない」

 

「君は心配性だよ」

というけれど、

 

「あなたが考えてくれたら、私だって気が楽なのに・・

せめて、半分ぐらい考える責任があるでしょ」

 

数年間は大丈夫かも知れないけれど、

10年15年先はだんだん不安になるかも・・・。

 

病気になるかも知れない。

 

杖を突いて歩くご老人を見ると、将来の姿を想像してしまう。

(いずれは・・)

 

入院したりすると、生活がガラッと変わってしまう。

色々不安な事が頭をよぎる。

 

今の生活を、バリアフリーの様に、平行移動させたいと考え、

その計画を始めました。

 

基本的な考えとして、今と同程度の収入+予備費も必要。

 

私の仕事の定年はないから、

これから年を取って仕事も先細りになるけれど、

 

健康のためにも頭の体操の為にも、仕事は続けた方がよさそう。

営業は元々出来ないから、そういった環境は変わらい。       

 

2年位考えて準備し、

年金+幾つかの所有物件の賃料収入を合わせて生活しよう。

 

物件を維持するにも出費がある。

その費用も念頭に入れておかなければならない。

等々。

 

完全ではないが、何となくこの先の景色が見え、

心の準備が出来たように思った。

(思いがけない事態が起き、突然の出費が有るかも知れないが・・)               

 

夫は定年後、他の所で勤める事も出来たけれど、元々気楽な性格、

 

私と一緒に会社で好きな本を読んだり、会計をする。

と言うので反対しなかった。

 

私が朝二人分のお弁当を作って、お昼に食べるのが楽しいと言っている。

ピクニック気分で来ている。

 

会社に来るようになっても、長くやっているテニスに出掛けたりしている。

 

テニスでは、若いコーチの強いボールを返せなくなった。

もっと上手になりたい。

と落ち込んでいる。

 

年を取ったのだから仕方がないと思うけれど・・・

何時までも若い気分でいる。

 

「これからはゴルフが良いかも」と、両方練習に行ったりしている。    

 

会計の事は任せているので、税理士さんとも連絡を取りながら、

キチンとやってくれているので助かっている。

 

従業員を雇いたいと思った事もしばしばあったけれど、

夫はいつも嫌がっていたし、

 

こうして夫が会社に来るようになってからは、今後も無理だと諦めた。