当社は、オーナー様のアパートの管理委託を受けている訳ではないので、
(オーナーさんはどこにも管理委託を頼んでいません)
立ち入った意見は控える様にしています。
まだ10月ですが、12月・1月・2月の3ケ月はフリーレントで、2月の末の
退室をオーナー様は希望されています。
それ以上の譲歩はしたくない様です。
今後、オーナー様はどの様に事態を収めるのでしょうか?
他の3室の方は、まだ何の反応もないようです。
こんな状況の中、ある事件が起き、テレビ報道されていました。
2023年10月31日
「埼玉県蕨市で立てこもり事件」
拳銃を持った86歳の男姓が郵便局に立てこもったのです。
(最近の事件なので報道を見られた方もあるかと思います。)
この犯人が住まいしているアパートのオーナーは
「アパートを取り壊すので、2月までに出て行って欲しい」
と言っていたそうです。
この事件をひき起こす原因は、病院・郵便局に不満があったようですが、
犯人が住んでいるアパートの事(直接原因かは分かりませんが)も報道されていました。
そして、アパートにも火をつけたようです。
Aアパートのオーナー様の状況とよく似ている所が一部あります。
・建物を壊すので
・2月までに退室してほしい
偶然にも、
入居者さんに退室してほしい時期も同じくしています。
Aアパートには、この事件の犯人のように凶暴な人はいませんが、
部屋を出ていかなければならいという事は、住人にとって容易なことではありません。
Aアパートのオーナー様は、この事件の報道を見られたはず。
どの様な感想をもたれたかしら?
等 私は思っていました。
その5日後、例の賃借人さんから電話があり、
「オーナーさんから連絡があり、あなたの希望を受け入れましょう」
と言ってくれました。
嬉しいです。安心して引っ越しが出来ます。
色々話を聞いて戴き、有り難うございました。」
「よかったですね。私も安心しました。」
その翌日、オーナー様からお電話がありました。
「埼玉県蕨市で事件がありましたが、賃借人さんにとって、引っ越しは大変な事だと
思うようになりました。
引っ越ししやすいようにしたいと思います。」
「よかったです。」
私は、
オーナー様は、定年後、ご家族に対しては優しいお気持ちを持たれるように
なりましたが、
賃借人さんや、対、外に対してのお気持ちは、相手の立場を配慮するお気持ちが
少し欠けていたように思っていましたが、
今回の事件の報道を見て、
オーナー様も自身の考えだけでは、強引に事を進める事は出来ない。
と、お考えが少し変わったのでは?
と、思いました。
しかし、売却価格については、まだ硬い気持ちのままの様です。
当方のレポートを銀行さんに見せていないのは、
ご自身の、強い売却希望価格だと思われます。
当社が受けることが出来ない価格です。
「早くほかの不動産業者さんに相談に行って欲しいナー
そして、相場というものを理解して欲しいです。」
(不動産は買う人がいなければ売れないのです。
それに気づかないと・・・
みんな知っている事ですよ。)