58 再開発「国家戦略特区」

明けましておめでとうございます。

何時も読んで戴き有り難うございます。感謝しています。

本年もよろしくお願い致します。

 

 

会社所有の物件の

お部屋をお貸ししているお客様も、

静かな方もいれば、何かと賑やかな人もいる。

 

その人の個性もあるのでしょう。

何かあったら文句を言わないと気が済まない。

という人もいる。                

 

渋谷駅近くの、当社所有のマンションを借りて頂いているお客様がいる、

 

渋谷駅周辺では今、再開発が盛んですが、

Aブロック・Bブロック・Cブロック等に分けられ、順次進んでいる。

 

もう完成したブロックもあるけれど、進行中のブロックもある。

 

当社所有の小さな部屋のマンションも、開発に引っかかっているが、

2023年現在、まだこれからのブロックだ。

 

他のブロックの工事がうるさくて、入居者が当社に苦情を言ってくる。

 

入居者は整骨院をしている人だが、

 

「工事音がうるさくて、仕事にならない。

振動はするし、お客もうるさいと言っている。

これじゃあ引っ越そうと思う。何とかしてくれ」            

 

「工事の音は当社では何とも出来ません。

苦情は当社ではなく、都か渋谷区か施工会社に

言ってください。」と伝えた。

 

引っ越すのかな?と思ったが、

引っ越しする様子はない。

 

当ブロックの、開発チームの話では、

「完成は7~10年くらい先でしょう」と言う。

ずいぶん先の話だ。

 

開発のプランはもう出来上がっているが、ビルの解体はまだ始まっていない。

 

解体は、入居者さんに退去してもらって、空の状態にしてからになるが、

 

退室交渉などは開発チームがしてくれるらしい。

(面倒な事はやってくれるので助かる)

            

このマンションの理事長は元地主さんで、お医者さんです、

この地域の再開発にはとても積極的です。

 

理事会報告や、特別のお知らせ等の郵便物が年に数回送られてくるが、

理事会報告のお知らせに自身の意見も書かれていて、

 

開発の期待に心膨らんでいる様子の文面である。

 

しかし、完成はおろか、着工前に亡くなられてしまった。

残念なことですが、

色々夢を描きながら思いをはせることが出来、

楽しかったのではないかと思う。

 

 

都内では、港区・中央区・渋谷・新宿等で、再開発が盛んです。

この開発は、

平成25年安倍内閣の時、成長戦略として閣議決定された「国家戦略特区制度」です。

(北海道・福岡。神奈川等々ありますが、渋谷に限定致します)

 

「世界で一番ビジネスをしやすい環境を作ることを目的」とされていて、

200mを超えるビルが沢山建ち、広い事務所スペースが数多く出来るようですが、

令和6年の現代、そんなに多くの企業が集まるんでしょうか?

と不安も感じます。

 

大体、当社のA(仮にAとします)ブロックは、2023年に竣工と言われていましたが、

コロナ禍もあり、延びに延びて、未だに解体にも至っていません。

もう、2024年になってしまいました。

 

公共事業も関わったプロジェクトは中々進まない。

既存の道路を廃止し、新しく道路を作る計画も組み込まれています。

 

プロジェクトの担当の人が時々来て説明してくれたり、

現場近くの開発事務所に出かけて、完成時の模型を見せて説明してくれるが、

関わっている所有者の数も多いから、担当の人は大変だと思う。

                

当方としては、部屋の広さをもう少し広くしたいのだが、

(地権者として優先的に扱ってもらえるらしい。これはラッキー)

しかし、費用も掛かるので、

その準備も考えておかなければならない。

 

お金は潤沢にある訳ではないので、頭の痛い事です。

良い事ばかりではありません。悩み事は尽きません。

 

こんな調子で、何時竣工するか分からないけれど、忘れた頃に完成するでしょう。